首位の底力を見せつけた。阪神は、10日の広島戦(マツダ)に6―3で勝利し、11連勝。3カード連続の3連勝を決め、2位とのゲーム差は9・5に広がった。
1―0の6回に3点を奪われ、逆転を許した直後の7回に猛虎打線が意地を見せた。鯉2番手・島内に対して先頭の豊田が四球で出塁。そこから一死二、三塁の好機をつくると、代打・糸原が中犠飛を放って1点差。
虎党のボルテージが一気に高まる中、なおも二死一、二塁で中野拓夢内野手(29)が打席へ向かった。「先発の伊原もいい投球してましたし、桐敷も苦しい中で点を取られてしまって。なんとか追いつこうという気持ちがありました」という虎の背番号51の打球は、詰まりながらもレフト前へ。二走・小幡が一気に生還し、同点に追いついた。
5回まで3打数無安打と苦戦しながら、貴重な同点打を放った中野は、「チームがいい流れで、なんとかつないでくれたチャンス。割り切って3―1からいこうっていう気持ちはあったんで、その結果いいとこに飛んでくれました」と笑顔で振り返った。
極めつけには、代わってマウンドに上がった鯉3番手・森浦から森下、佐藤輝が連続適時二塁打を放ち、この回一挙5得点。打線が爆発し、試合を瞬く間にひっくり返した。
藤川球児監督(44)も、「選手たち個人個人が、お腹がすいている状態というか。今の現状で満足していない選手たちが、グラウンドで表現できているので。非常にいい状態だと思います」とナインの活躍に目を細めていた。
首位を独走するチームらしい見事な集中打を浴びせ、逆転勝ちに成功した藤川虎。投打ともに好調のまま、11日からのヤクルト3連戦(甲子園)に臨みたいところだ。












