クラブW杯準決勝(9日=日本時間10日、米国・イーストラサフォード)、パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)がレアル・マドリード(スペイン)に4―0で圧勝した。決勝(13日=同14日)ではチェルシー(イングランド)と対戦する。

 PSGがファイナル進出を果たした。前半6分にMFファビアン・ルイスが先制すると、9分にはウスマヌ・デンベレが加点。さらに24分にルイスがこの日2点目を奪ってリードを広げた。接戦が予想された試合だったが、最後までPSGが優位に試合を進め、終了間際にも加点し〝白い巨人〟に完勝した。

 ルイス・エンリケ監督は「素晴らしい気分だ。パフォーマンスにも満足している。特別なシーズンの特別な瞬間にいる」とし、決勝のチェルシー戦に向けて「私たちは(勝利を)努力します。あと少しで勝利に近づいている。クラブの歴史に名を残したい」とコメント。PSG初の世界制覇に意欲を示した。

 今季のPSGはリーグ戦、カップ戦とともに欧州チャンピオンズリーグを制覇。ここまで3冠を達成しているが、快進撃の理由はエースだったFWキリアン・エムバペが昨季限りで退団したことにあるという。スペイン紙「ムンド・デポルティボ」は「キリアンのいないPSGはあらゆる面で勝利を収めた」と報じた一方で、エムバペが加入した常勝軍団のRマドリードは今季無冠だったことから〝疫病神〟とみられているわけだ。

 実際、試合前の記者会見では「エムバペがいない今の方が優れたチームではないか」との質問に飛んだほど。エンリケ監督は「それは過去の話だ。私は将来についてのみ考えている」と返答したが、英メディア「BBC」はSNS上の「PSGにとって最善策だったのは問題児(エムバペ)を売却したことだ」という見解を伝えていた。

 チェルシーとの決勝でもRマドリードを圧倒したようなパフォーマンスで栄冠をつかむはずだ。