フィギュアスケート男子で2022年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は〝原点回帰〟をテーマに掲げた。
昨季の世界選手権は銅メダルを獲得したが、フリーではミスが目立った。世界王者のイリア・マリニンを意識する上で、4回転フリップ、ルッツなどの技術を追い求めた結果、本来の自分を見失ってしまった。9日には愛知・豊田市内で練習を公開後、報道陣の取材に対応。「フリップもルッツもやらないと勝てないという変な考え方をしていた。昨季は結果を意識しすぎて、変な方向に追い込んじゃっている自分がいた」と当時を振り返った。
世界選手権直後には父でコーチの正和氏と話し合いを行い「自分の良さをしっかりと出していくために、まずはプログラムの4回転の数を少なくしてでもプログラムの完成度を上げていくと言われた時はしっかりと納得はした」と自身の考えを修正。シーズン序盤のフリーは4回転ジャンプをサルコーとトーループのみにし、完成度を高めていく予定だという。
26年ミラノ・コルティナ五輪に向けては、本来の演技を取り戻すことを最優先に掲げる。「去年は結果だけ求めちゃって、やっぱりロンバルディア杯(イリア)マリニン選手も一緒にいて、差を改めて感じて、追いつかなきゃと自分の本当にやりたいことだったりを忘れてしまっていた」と分析した上で「今まで強かった自分は結果じゃなくて、どういうスケートをやりたいか、どう楽しみたいかを考えてやっていた。今はそこに戻って練習できている」と笑みを見せた。
「ジャンプも元に戻ってきて、感覚も全然違うので、今は自信を持って取り組んでいる」と手応えを口にした日本のエースが金メダルロードを歩きだした。












