次なる勲章が現実味を帯びてきた。フィギュアスケートペアでミラノ・コルティナ五輪金メダルの〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組がプロデュースするアイスショー「THE DESTINY」(東京辰巳アイスアリーナ)は2日に千秋楽を迎えた。チケットは予定枚数が完売し、3日間4公演で計1万8000人が来場した。

 4月に現役を引退した〝りくりゅう〟は、カップル競技(ペア&アイスダンス)に特化した世界的にも珍しいアイスショーを企画。大トリではミラノ・コルティナ五輪で大逆転劇を演じたフリー曲「グラディエーター」を披露すると、会場はスタンディングオベーションに包まれた。演技後に感極まった三浦は「すごく心からうれしかった。本当にたくさんの方に感謝したい」と神妙に語った。

 五輪から約半年の月日が流れても〝りくりゅう〟の人気は健在。周囲からはリンク外での快挙にも期待する声が上がっている。フィギュア関係者は「りくりゅうへの注目度は依然として高いと思う。このまま下半期も人気が維持できれば、流行語大賞も狙えるのでは」と指摘する。

 過去の「ユーキャン新語・流行語大賞」では、五輪で活躍した選手の関連ワードが年間大賞に選ばれるケースがあった。2018年には平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子のLS北見(現ロコ・ソラーレ)の「そだねー」が選出されている。フィギュア界の歴史に新たなページを刻んできた〝りくりゅう〟にも、チャンスは十分にありそうだ。