愛知・名古屋アジア大会の男子マラソン(26日、パロマ瑞穂スタジアム発着)、昨年の世界選手権(東京)代表の吉田祐也(29=GMOインターネットグループ)は先頭集団についていけず、2時間18分33秒の11位でフィニッシュした。
吉田は序盤から後方でレースを展開。激しいペース変化に対応できず、徐々に先頭集団から離れた。
ゴール後には、報道陣の前で「悔しいとか、そういう思いはほとんどなくて。本当に充実した思いで42キロ走らせてもらった。みなさんに感謝」と涙ながらに語った。
今大会前には、さまざまな葛藤があったことも告白。2024年12月の福岡国際マラソンを終えて、年明け以降に「脚が抜ける症状が出てしまった」と明かした。こうした背景もあり、「この半年は非常に苦しかった。かろうじて練習をしているという感じで、体というよりも、精神的に苦しい時期が続いてしまった」と顔をしかめた。
それでも吉田は「競技を続行できないのではと思っていたが、スタッフや医療関係の人がすごく親身になってサポートしてくれて、このスタートラインに立つことができたことがうれしく思う」と感謝を示した。
このレースを迎えるにあたり、吉田は1週間前から理学療法士や、メンタルトレーナーなどの力を借りて臨んだ。「1週間は抜けずに走れて、今日も抜けずには走れた」と症状の影響はなかったという。
この日は同じ29歳の山下一貴(三菱重工)が金メダルに輝いた。吉田は「三菱重工のみなさんからも応援をいただいて、一人では絶対に走れなかったと思う」と最後まで感謝の言葉を口にしていた。












