愛知・名古屋アジア大会陸上男子100メートル決勝(25日、パロマ瑞穂スタジアム)で9秒90をマークして金メダルに輝いたプリポル・ブーンソン(タイ)は〝ビッグな夢〟を描いている。

 今大会は24日の予選を9秒95、この日の準決勝では9秒91を記録。準決勝の段階で大会記録を破ったが、決勝でも圧巻の走りを見せた。決勝後に渾身のガッツポーズで人差し指を空に向けて突き出したアジア王者は「興奮しすぎて思わず出てしまったポーズ。コーチや周りからもアドバイスをもらっていたので(笑い)。次のレースでも良いパフォーマンスが見せられるように頑張りたい」と頬を緩めた。

 9秒台を3連発でたたき出したものの、アジア記録は蘇炳添(中国)が持つ9秒83。「期待に応えられるようにハードな練習を続けて、アジア記録にもっと近づけるように頑張りたい。アジア記録は絶対に塗り替えたい。タイ人がアジア記録保持者になる瞬間をいつかつくりたい」と決意を述べ、将来的には「いつかは五輪の舞台でメダルを獲得できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 アジア記録更新&五輪表彰台へ、20歳のスプリンターはこれからも走り続ける。