ソフトバンクは8日のオリックス戦(京セラ)に9―1で大勝した。「4番・DH」で15試合ぶりにスタメン出場を果たした近藤健介外野手(31)が3回にプロ通算100号となる満塁弾を放った。

 近藤は6月17日の広島戦(マツダ)の走塁時に左足かかとを負傷。その後は一軍に帯同し患部の状態を見極めながら代打での出場が続いたが、小久保監督は試合前に「今日はスタメン。試合に出ながら右肩上がりになれば」と「4番・DH」での起用を決めた。

 その4番がいきなり最高の仕事をした。0―0で迎えた3回、一死満塁と絶好の場面で打席が回ってきた。「久々のスタメンだったので、かなり緊張した。思い切って振ることだけ考えた」と相手先発・エスピノーザの甘く入った変化球を振りぬいた。

 打った瞬間にフェンスオーバーを確信する当たりは右翼席中段へ一直線。記念すべきプロ通算100号となる一発は試合の流れを大きく引き寄せる先制の3号満塁弾となった。近藤は打った瞬間に右手を突き上げ力強くガッツポーズ。ゆっくりとダイヤモンドを一周し、ベンチに戻ると雄たけびを上げて喜びを爆発させ「復帰して一本出てほっとした気持ち」と心境を振り返った。

 8回の第5打席でも右翼へ適時打を放ち、この日は5打点の活躍。久々の先発出場を感じさせない仕事ぶりでチームに貢献した。

 プロ野球では311人目となる通算100号到達。ホークス加入前の11年間で52本だった本塁打は、加入後の3年間で48本に増加した。お立ち台では「ホームランバッターではないので、目指している数字ではなかったんですけど、とりあえず打てたので、もっともっと打ちたい」とコメント。今後も長打力に磨きをかける構えだ。