MLBのオールスターゲームが15日(日本時間16日)にアトランタで開催される。選手間投票とMLB機構の推薦によるロースターは前日6日(同7日)までに発表されたが、フアン・ソト外野手(26=メッツ)が選外となった波紋はまだまだ広がっている。
昨オフにFAとなったソトは15年総額7億65000万ドル(約1147億円=当時)という過去最大のメガ契約を締結。開幕当初は契約に見合わない打撃不振や怠慢走塁で大バッシングを受けたが、球宴ロースター発表時には打率2割6分7厘、21本塁打、51打点まで成績を上げていた。負傷者の出場辞退などで夢舞台への道が開かれる可能性もあるが、ソトの落選は米メディアにも大きく取り上げられた。
一夜明けた7日(同8日)も余波は収まらず、「FANSIDED」は「選手にしか説明できない理由で、ナ・リーグのオールスター選手から漏れた。選手たちは代わりにパドレスのフェルナンド・タティス外野手に投票し、7億6500万ドルのスーパースターを(今のところ)完全に排除した」と異を唱えた。
タティスはソトと対照的に4月まで絶好調。5月以降は打率も2割台前半に低迷し、この日終了時点で2割5分9厘、15本塁打、40打点となっている。同メディアは「現在、ソトの成績はタティスを圧倒している」としただけでなく「タティスの選出が衝撃的だったのは、彼がかつてPED使用で出場停止処分を受けたことがあるからだ。禁止薬物を服用して不正を働いた彼を選手たちがオールスターに選出したのだ」と過去に言及した。
タティスは2023年8月にMLBから80試合の出場停止処分を科せられた。その点も踏まえ「ソトははるかに優れた攻撃的な成績を残していることに加え、PED検査で陽性反応が出たこともない。現在、タティスが不正しているとは言わないが、その事実は変わらない。ソトを差し置き、過去のPED使用者に投票する選手たちには驚かされる」と止まらない。
「前半戦でタティスらしいプレーをしていたら、誰も気にしなかっただろう。そうでもないにもかかわらず、ソトを差し置いて上位に選ばれた事実は本当に受け入れがたい」
ソト自身は「今年は出られなかったとしても大したことじゃない。来年はもっと強くなって戻ってくるよ」と意に介していなかったが、周囲は収まる気配を見せていない。













