〝終わりの始まり〟は、やはり本当だったということかもしれない。ナショナルズが6日(日本時間7日)にマイク・リゾGM(64)とデーブ・マルチネス監督(60)の両トップを電撃解任。米全国紙「USA TODAY」は、これを「数年にわたる凡庸の象徴的終焉」と断じ、過去の栄光にすがった球団運営のツケが、ついに回ってきたと手厳しく報じた。
2019年のワールドシリーズ制覇を頂点に、以降は5年連続で勝率5割以下。特に2020年以降はシーズン中に5割を超えた日数すら数えるほどで、若手育成やドラフト戦略でも他球団に後れを取っていた。
巨額契約を結んだスティーブン・ストラスバーグ投手(36)や、昨季まで6年間在籍していたパトリック・コービン投手(35=現レンジャーズ)の成績も期待していたほどの結果を残せず低迷。中長期のビジョンも見えず、球団の将来は見通し不透明だった。
そんな体制の象徴的存在だったのが、今季就任から17年目のシーズンを迎えていたリゾGMだ。代理人事務所「WME」とも「近い関係性」とささやかれ、日本からポスティングで移籍した小笠原慎之介投手(27)を今季開幕前に2年契約で獲得。だが、その後ろ盾を失ったことで、小笠原の立場も揺らぎ始めている。
その小笠原は6日(同7日)の敵地レッドソックス戦でメジャー初登板を果たすも、3回途中で7安打4失点の大乱調。内容的にも厳しく、「USA TODAY」や他の米主要メディアは「マイナーでも芳しくなかった」と指摘。リゾGM解任の影響も重なり、再びマイナー降格、もしくはDFAの可能性すら取り沙汰されている。
球団売却もとん挫し、経営陣の刷新を強いられるナショナルズ。とりあえず元副社長兼運営担当GM補佐だったマイク・デパートロ氏が暫定GMに就任し、暫定監督については7日(同8日)に発表される見込みとなっている。だが、新GMおよび監督の招へいは未定で、再建の道は険しさを増しているのが現状だ。19年の栄光は、すでに「遠い過去」と言える。












