首位カブスの鈴木誠也外野手(30)がオールスター戦の出場選手から外れたことが波紋を広げている。6日(日本時間7日)のカージナルス戦ではチームトップの25号を放って11―0と大勝に導き、リーグトップ独走の77打点目を叩き出した。主軸として欠かせない存在であり、地元ファンからも圧倒的な支持を得ているが、にもかかわらず控え選手から落選…。

 地元メディア「シカゴ・サンタイムス」は「彼はこの日、名簿から外れたことが最善の判断ではなかったことを証明した。除外されたことに対する不満を表明した多くのファンの支持を裏付けた」と本塁打を評価したうえで「77打点を記録する以前からオールスター入りするに十分な根拠があった。選ばれたフィリーズDHのシュワーバーと比べ、鈴木は得点数、本塁打で少ないが、打点で誰よりもリードし、二塁打でも優位に立っている」と伝えている。

 また「オンタップスポーツネット」は「鈴木の除外は正当化しがたいものだ。ナ・リーグでもっとも完成度が高い。フルタイムの指名打者に切り替えて安定し、意味のない試合で成績を挙げるのでなく、中地区を争うチームのためにやっている」と強調し、さらに「なぜ外されたのか。MLBの〝全チームに出場機会を与える〟というルールのせいだ。理論上は公平に聞こえるかもしれないが、実際には出場に値する選手を脇に追いやることになる。義務的な選出がすぐれた選手のロースターを奪うことになる。時代遅れのルールが真のスターを締め出している」と一刀両断している。

 当の鈴木は「マーキースポーツネットワーク」を通じて「(落胆は)ありません。指名打者としてリーグ全体を見渡すと、素晴らしい選手がたくさんいる。彼らの活躍を見ると自分ももっと頑張ろうという気持ちになる。だから(悪い)感情はありません」と涼しい顔。今後、選手のケガなどで出場の可能性も残っているが、「もう(予定が)埋まっているのですいません。冗談ですけど…」と笑顔でサラリ言ってのけた。