金満球団のメッツが5日(日本時間6日)、ニューヨーク対決2戦目となったヤンキース戦に12―6で圧勝。サブウェイシリーズ2連勝とし、6日(同7日)でスイープを狙う。
初回からニモに18号満塁本塁打が飛び出せば、5回と7回にアロンソの18号2ランと19号3ランなどで追撃。昨年のワールドシリーズに進出した伝統球団を力で押し切り、今季のライバル対決を通算3勝2敗とした。ヤンキースをドロ沼の6連敗に突き落としたのは、初回のグランドスラムが大きかったが、そこに至る過程ではメジャー屈指の強打者が思わぬ〝奇策〟を繰り出していた。
それは昨季までヤンキースに在籍し、今季から15年総額7億6500万ドル(約1147億円=契約時)でメッツに移籍したフアン・ソト外野手(26)による送りバントだ。無死一、二塁で第1打席を迎えると初球で犠打を決め、一死二、三塁に。次打者のアロンソが四球を選んで全ての塁が埋まると、ニモに満弾が飛び出した。
メジャー8年目のソトが犠打を記録したのは通算3度目。1年目の2018年、23年にそれぞれ1犠打をマークしただけだ。メッツの地元放送局「SNY」(電子版)も「7億6500万ドルの男がバントをするのか?」と驚きをもって伝えたように、相手の出ばなをくじくまさかの選択だった。
同局はカルロス・メンドーサ監督(45)が「それもショーの一部だ」と笑いながら話した試合後の談話も紹介。もっとも「彼には絶対にバットを振ってもらいたい」としたことからも、ソトの独断だったとみられるが、指揮官は「彼はバントを決め、そのあと満塁ホームランが出た」と満足げだった。
米メディア「アスロンスポーツ」も「ソトは打席での効果的なプレーで知られるが、バントが大きな部分を占めることはなかった。しかし、オールスターに4度出場しているソトは初回に元チームを相手にバントを決めた」と驚きを伝えた。
ソトはヤンキースファンから目の敵にされたままだが、突然の小技で古巣のペースを完全に狂わしたのかもしれない。












