【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#624】虎の生息分布図は、ロシア、インド、中国、インドネシア、パキスタンなど、ユーラシア大陸全域に広がっている。また日本に近いとこでは、朝鮮半島にかつて生息していたが、現在では滅亡してしまった。

 なお、1950年代までは白変種の個体の捕獲事例があるが、最近は野生における変種は確認されていない。黒変種は、野生および飼育においても存在はしていない。唯一、黒じまが太くなった。黒変種っぽく見える個体は確認されている。

 一般的にアジアの北側に住んでいる虎は大型の個体が多いと言われているが、インドネシアでは小型の個体が確認されている。そして、原則として、アフリカには現在、虎は生息していない。だが、1万年ほど前まで、サーベルタイガーが生息していたといわれている。

 サーベルタイガーは、剣歯虎と表記され、虎やヒョウに近い存在だと言われているが、ヒョウ属でない。また近い猫属でもない。全く独立した属である。

 そのサーベルタイガーが、現在も中央アフリカのチャドに生息しているとウワサされている。

 チャドにあるエネディ高原で数回目撃されたと記録が残っているのだ。この「エネディ・タイガー」は、ライオンよりも大きな猫として描写され、赤みがかった毛皮と白い縦じまが見られる。いずれも唇から突き出た非常に長いキバを持ち、尾はないと言われている。

 民間伝承レベルでは、チャド以外でも中央アフリカ、ウガンダ、コンゴ民主共和国、ケニア、アンゴラ、コンゴ共和国、南スーダンで存在がささやかれている。目撃証言の大部分は、20世紀のものではあるが、現場としては高原以外に川べりが多いようだ。