2日の阪神―巨人戦(甲子園)で責任審判を務めた吉本文弘審判員(55)が、巨人・阿部監督を判定への抗議により退場処分とした経緯について説明した。

 騒動が起きたのは0―0で迎えた8回二死一、二塁の場面。大山の内野安打で二塁走者・森下が本塁を狙いヘッドスライディング。捕手・甲斐のタッチを一度交わしたものの、追いタッチをされ、この時の判定はアウトとなった。しかし阪神側がリクエスト要求すると、判定はセーフに覆った。

 これを受け、阿部監督はマウンドに向かう前に審判団に抗議。しばらくして二岡ヘッドが仲裁に入ると、指揮官は厳しい表情を浮かべてベンチへと下がった。その後、場内には「阿部監督から抗議があったため退場とします」とのアナウンスが流れた。

 吉本審判員は「本来、リクエストの結果に対して抗議できないことになっている。『これ以上言ったらダメですからね』と確認し、監督も『はい、わかってます』と納得して退場になった」と退場を宣告した経緯を明かすと、「確認ではなく『抗議』だったのか」という報道陣の質問に対しては「そういうことでいいと思います」と回答。抗議内容の詳細については言及しなかった。