パ3位・ソフトバンクは1日の首位・日本ハム戦(東京ドーム)に1―0で競り勝った。
先発した有原が9回11奪三振、今季初完封で5勝目。6回に中村の犠飛で挙げた虎の子の1点を守り抜いた。ライバルを相手にカード初戦で先勝し、2ゲーム差に接近。シーズンの折り返し地点となる72試合目で貯金を今季最多の「9」とした。
今季の序盤こそつまずいたが、得意の交流戦から本来の強さが戻ってきたホークス。ただ、この日は世間が考える以上にショッキングな出来事があった。「マイナビオールスターゲーム2025」(23日=京セラ、24日=横浜)のファン投票最終結果が発表され、ホークス勢は実に32年ぶりとなる「選出ゼロ」に終わった。
プロ野球はエンターテインメント。魅せて、勝ち続けることで球団に安泰がもたらされる。だからこそ、ファン投票の結果は重い。球団内部からは「開幕から相次ぐ故障などで主力が固定できず、安定した戦いができなかった。背景は理解できるが、実際にゼロというのは寂しいし、重く受け止めている」という切実な声が漏れた。
開幕から間もなく主軸の近藤、柳田が抜け、中軸を担った正木、さらには不運な形で今宮、周東も序盤に戦列を離れた。「全国区」の不在に加えて山川や栗原、オスナらの不振の影響もあった。交流戦までの不安定な戦いぶりが鷹党を中心に訴求力を欠く一因となり、他球団の勢いに押される形で票が伸びなかったとみる声は少なくなかった。
その一方、球団幹部の一人は「今年を、次世代の選手が出てくる年と捉えられればいい」と語った。交流戦MVPの柳町や野村が奮闘中。よもやの窮地から新しい流れも生まれ始めている。鷹の危機感は強まるばかりで、新たなスターの台頭が待たれる。












