中国西南部・四川省の安岳県は、石窟仏(岩をくりぬいた石窟の中に彫られた仏像)で有名だが、住民の男性がそこにウルトラマン(奧特曼)の石窟仏を自作し、物議を醸した。その結果、取り壊すことになったようだ。香港メディア「星島日報」が30日、報じた。
安岳県は「中国石彫の故郷」として知られ、仏像遺跡が集中している。これまでに唐代や宋代などの石窟仏など、仏教石刻造像が10万体以上発見されているという。
そのような場所に、ブロガーの男性が2か月かけて岩を彫り、6月に高さ2メートル80センチのウルトラマン石窟仏を完成させた。
インターネット上に拡散された動画によると、洞窟内の像は体通常の仏の座像で、頭部はウルトラマンの形をしている。このユニークな洞窟は、たちまちネットユーザーの間で話題となった。
多くのネットユーザーは、「中国石彫の故郷」に日本のキャラクターの仏像を彫ることは、地元の1000年にわたる石彫文化の純粋さを破壊する「文化侵略」だと非難した。事態が悪化する中、男性は南充博物館所蔵の漢代の陶俑像を参考に、全体の形状に大幅な変更を加え、ウルトラマン色を薄めた。
安岳県文化放送観光局の職員は後に、関係者が現場を視察した結果、「石彫の位置は文化財保護の範囲外である」と発表した。つまり、文化財保護区域外のため、それほど厳密に管理されていない場所であり、処罰の対象にはならない可能性が高いようだ。
それでも男性は取り壊すことを決めたようだ。28日に「関係する石窟仏はすぐに取り壊すべきであり、次のステップは議論の余地がなく、十分に興味深い別の石窟仏を彫ることだ」として、物議を醸さない作品を制作する意向を示した。












