読売テレビ・特別解説委員の高岡達之氏が8日、「かんさい情報ネットten.」(大阪・読売テレビ)に出演し、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による未成年者を使った犯罪事件について解説した。

 大阪府内では今年2月以降、手荒な方法で店舗などに侵入し金品が盗まれる事件が約60件発生している。その犯罪に関わっていると指摘されているのがトクリュウだ。

 大阪府警は先週、窃盗などの疑いで指名手配していた藤原朋輝容疑者と現役の暴力団組員・神川将一容疑者を逮捕。いずれも「指示役」とみられており、さらに暴力団とのつながりも明らかとなった。2人の指示を受けて犯行に及んだとして逮捕された「実行役」は、いずれも大学生などの少年4人だった。

 2025年の統計でトクリュウとして1万2000人以上が検挙され、うち1300人以上が少年だったとの情報を確認した杉村太蔵氏は「『家族や友達を殺す』と言われたときに、警察に相談してもらいたいんですけど、なかなか伝わらないですよね」と眉間にしわを寄せた。

 昨今のトクリュウによるリクルート方法について高岡氏は「警察のほうが仮の身分を作って組織に接触をすることができるようになりました。そうするとお互いが知ってる人間を集めるようになるんです。だから今まで以上に『家族に危害を加える』という脅し文句が逆に効く」と説明。

 最後に「警察は『犯行に及ぶ1秒前でも110番をしてくれれば、そこで警察の保護に入る』と明言をしております。今、そういう道に入ろうとしているあなた、まだ止まることができます。自分の人生をちゅうちょしないでください」と警察への通報を呼びかけた。