メッツのフアン・ソト外野手(26)がようやくクイーンズのファンを味方につけた。打撃上向きのソトは25日(日本時間26日)の本拠地ブレーブス戦は同点で迎えた5回に勝ち越しの17号ソロ、7回にも18号ソロを放って7―3と快勝した。

 チームの連敗を3で止めたソトは「フラストレーションなんてない。ただ勝ちたかっただけだ。いい結果が出始めていると思う。スイングもすべてが順調だ。結局のところ僕らはチームが勝つことを目指しているからね。2本、3本、10本ホームランを打ったかどうかは関係ない。試合に勝つことが重要だ。今のところ、それほどの成績ではないので、とにかく頑張って続けていくしかない」と米メディア「SNY」にご機嫌でまくしたてた。

 まだ打率2割5分6厘ながら直近5試合で5本塁打と当たりが戻り、長らく本拠地でも聞かれたブーイングを完全に歓声に変えている。

「SNY」によるとこの日の2発で自身通算27度目のマルチ本塁打とし、27歳になる前の選手としてはMLB最多記録を更新。また、この1か月間で10本塁打、20四球を記録したメッツで2人目の選手になったという。

 メンドーサ監督も「試合に勝てず、苦しい時期を乗り越えてあのようなプレーを見せてくれたことに感銘を受けた。彼のルーティン、人柄、選手やスタッフへの接し方、すべてが本当に素晴らしい」とベタボメしている。

 史上最大の契約でメッツ入りしたものの、まさかの低空飛行にファンは罵声を浴びせ、メディアもバッシングを続けた。それが今や「少し時間がかかったが、フアン・ソトの時代へようこそ」(ニューズデイ)、「メッツは夏の暑さが本格化するにつれ、本物のソトの姿を実感している」(ニューヨークポスト)、「ソトがメッツとMLBの歴史に名を残した」(SNY)と称賛の嵐だ。6月中旬の7連敗で明け渡してしまった首位の座をソトのバットで奪い返す。