名ドリブラーが太鼓判だ! 森保一監督(56)率いる日本代表は、7月7日に開幕する東アジアE―1選手権(韓国)に臨む。国際Aマッチ期間外になるため、編成は国内組が中心になる見通し。ここから来年の北中米W杯のメンバー入りへ、名乗りを上げる選手は出てくるのか。元日本代表MF前園真聖氏(51=本紙評論家)は、強烈なドリブル突破を武器とするMF俵積田晃太(21=FC東京)のアピールを期待した。

 E―1選手権で森保ジャパンは、香港(7月8日)、中国(同12日)、韓国(同15日)と対戦。近年の日本代表は、ほぼ欧州組となったため国内組の〝需要〟が低下しているとはいえ、今回もかつてのように、この大会をきっかけにA代表へ定着していく選手の登場が求められている。

 なかでも注目されるのが、6月の活動で欧州組に割って入りA代表初選出となった俵積田だ。5日の北中米W杯アジア最終予選オーストラリア戦(パース)では0―1と敗れたが、個人としてはインパクトを残した。左ウイングバックで先発に抜てきされると、得意のドリブルで積極的に仕掛け、何度も相手に脅威を与えた。本人は「突破した後の精度だったり、守備でもっと戦うことだったり、そこら辺を上げていきたい」と、さらなる飛躍を誓う。

 そんな有望株について、現役時代に同じドリブラーとして鳴らした前園氏は「6月に招集された国内組の選手は、E―1でもチャンスがあると思います。オーストラリア戦で俵積田は良いパフォーマンスをしていましたし、彼の特長である左サイドの仕掛けは印象に残りました。若いので、あれくらいがむしゃらに、どんどん自分の良さを出していかないといけません。そういう意味でも目立った選手ではないでしょうか」と高く評価する。

 もちろん、本人も感じているように、A代表定着には積み上げが必要な状況だが、前園氏は「代表を経験していくことで、一気に伸びることもあります。代表チームの底上げという意味でも、もっと成長していってほしいと思います」。招集となれば、俵積田にとって東アジアの戦いはサッカー人生を変える転機となるかもしれない。

 また、前園氏は同じく初招集された6月にA代表デビューを果たしたMF佐藤龍之介(18=岡山)にも注目した。「小柄ですけど、プレーにキレがあるのが印象的です。ボールの扱いもうまく、自分でも運べますし、視野の広さも持っています。こういう若い選手が代表で試されるというのは非常に大事です」

 俵積田や佐藤のような選手が、A代表常連組に近づいていけるか。優勝を目標に掲げる来年のW杯を見据えても、重要な〝Xファクター〟となりそうだ。