脱ネットのススメ!? 前広島県安芸高田市長である石丸伸二氏率いる地域政党「再生の道」が東京都議選で獲得議席ゼロだった衝撃が続いている。7月の参院選に引き続き挑戦予定で、3年後には石丸氏自身が再び都知事選への意欲を見せているが、〝再生の道〟はあるのか。
同党は候補者を一般公募し、1128人から35選挙区に42人を公認候補として送り出した。それぞれが仕事ができる〝シゴデキ〟だとアピールし、都議選に挑戦したものの新規参入の壁は厚かった。
一方、石丸氏は22日の会見で厳しい結果について「そうなんですねという感想」と一言。さらに「そんなところに党の代表としてこだわっていないんです。目標として都議選に候補者を擁立すると、しっかり書いてあります。その観点で言えば、党としての目標はしっかりかなえているんです」と、議席ゼロでも勝利宣言していた。
もっとも世間の評判は厳しい。都政関係者は「1議席くらいは取るかなと思っていたが、ゼロだった。石丸氏は次の都知事選を見据えているかもしれませんが、都議選の結果を見れば出馬すらできなさそうですね」と、昨年の都知事選で起きた石丸旋風は完全に終わったと指摘した。
どうすればよかったのか。他陣営関係者は「SNSなどネットでは再生の道に関する投稿をよく見たし、話題になっていた。しかし、リアルはこの結果です。ネットで話題になってもリアルの反応とは違うっていうことです。二元代表制をさけんだり、当選しても2期8年までと訴えていたが、それらは都民の望んだものではなかった。政策を掲げて有権者からの信任を得る作業が選挙です。リアルを重視した方がいい」と〝脱ネット〟を勧めた。ここで言うリアルとは、街頭などで出会う有権者の声のことだ。
結果を出せなかったが、候補者たちの意欲は衰えていない。「これは終わりではなく、始まりにすぎません。私自身もこの挑戦によって得たものもありますし、今後もいろいろな活動をしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします」(弘田敏康氏のX)、「再生の道は、まだ始まったばかり。今回は偉大なる最初の一歩。引き続きみなさんと歩みを続けたく、今後とも何卒よろしくお願いします」(青柳充哉氏のX)など前向きな投稿が続いている。
一方で、日本維新の会の元代表で、元大阪府知事の松井一郎氏は自身のYouTubeチャンネルで「石丸さんの心の中では、ほくそ笑んでいるというか、してやったりと思っているところがあるかもしれない。参院選の東京選挙区で議席を取る可能性は高い」と都議選での同党候補者全体の得票数は約40万票で、参院選東京選挙区では当選ラインに乗ると予想している。
再生の道の〝再生〟ができるかは、まず参院選が試金石となる。











