限界突破の始まりだ。ノアの〝狂乱のプリンス〟こと清宮海斗(28)が「25周年記念大会」(21日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)でのスペシャルタッグマッチに向けた思いを激白だ。

 清宮は21日、拳王と組んで丸藤正道、KENTAの「丸KENタッグ」と対戦する。かつて方舟マットを席巻した名タッグとの対戦に「数年前だったら考えられないですもんね。丸KENタッグって言ったら、自分がノアに入る前にずっと見てたタッグなんで」と感慨深げ。さらに隣に立つパートナーについても「この数年のノアを引っ張ってきたのが、自分と拳王さんの戦いだと思ってますから。そういう意味で、もちろんこれは勝ちにこだわっていきたいですよね」と力を込めた。

 そんな清宮は、現在無冠ながら新境地にたどり着きつつある。5月18日にGHCヘビー級王者のOZAWAに挑戦し敗れたが、その攻防から極限の状況で笑みを浮かべるなど新たな一面を見せて「狂乱のプリンス」と呼ばれるに至った。これに清宮は「(OZAWA)に負けたけど気持ち的には全く落ち込んでないんです。今は自分の内から出るものをリング上で出して、それを自分に落とし込んでいってるんで」と手応えを口にする。

 そこで21日の大阪大会は、狂乱のさらに先に進むチャンスと見ているのだ。清宮は「対角にKENTA選手、丸藤選手がいて、横には一番面倒くさい男(拳王)がいる。自分のリミッターを外すには最高の場所じゃないですか」とニヤリ。「今、リミッターを外せるか外せないかのギリギリまで来ている気がしているんで。今回それを思いっきり外せる気がしているんですよね」と不敵に話した。

 16日の新宿大会でも狂乱ファイトでアーチー・コールを下すなど絶好調。狂乱の先は…。