ドジャースのキケことエンリケ・ヘルナンデス内野手(33)の登板に批判の矢が飛ばされた。キケは10日(日本時間11日)のパドレス戦で0ー9の大差がついた6回、今季3回目の野手登板を果たし、2回1/3を3安打、2失点と異例のロングリリーフをこなした。

 大勢が決した中、リリーフ温存策として野手が登板するのは珍しいことではなく、むしろ今回のキケのように称賛されることも多い。しかし、MLBの中には〝良識派〟もおり、元ツインズ内野手のトレバー・プルーフ氏はポッドキャスト「トーキンベースボール」の中で「私が強く思うことを見せつけられました。野手の登板です。これはなくすべきです。最近はかつてないほど増えているように感じます。チームは〝投球拒否〟をしているようなものです」と私見を述べている。

 大敗ムードとはいえ、野手登板でチームは盛り上がり、好投すれば称賛も浴びる。ドジャースならミゲル・ロハスが山本由伸や佐々木朗希の投球モノマネを披露し、キケも投手用のヘルメットを被って笑いを誘っている。しかし、プルーフ氏はそれがファンの試合観に影響すると懸念し「ああいうプレーはやめてほしい。好きではない。このスポーツにとってよくないと思う。見栄えを著しく悪くする」と嘆いている。MLBにエンタメの要素も大切とはいえ、賛否はなくなりそうにない。