新ローマ教皇となったレオ14世が撮られた1枚の写真で全米がお祭り騒ぎとなっている。

 発端となったのは11日(日本時間12日)にバチカンで行われた一般謁見。新教皇はどういうわけかア・リーグ中地区でぶっちぎりの最下位に沈むホワイトソックスの帽子をかぶって現れたといい、瞬く間にXなどで拡散された。球団にとってはうれしいひと幕で、すぐさま公式Xに投稿した。

 米国人で史上初めて教皇となったレオ14世はイリノイ州シカゴで生まれ育ち、コンクラーベ後もカブスファンなのかホワイトソックスファンなのかが議論された。しかし、2005年にホワイトソックスが出場したワールドシリーズを球場で応援していた映像が発掘され、米メディアの間でカブスファン説はあえなく打ち消されていた。

 そして今回撮影されたのが、ホワイトソックスファンを裏づける決定的な〝証拠画像〟。そのため各メディアは「ホワイトソックス愛をアピール」「カブスファンがショックを受けた」など続々と伝え、地元シカゴのテレビ局が番組内で取り上げたほどだった。

ホワイトソックスの帽子をかぶったレオ14世(ロイター)
ホワイトソックスの帽子をかぶったレオ14世(ロイター)

 また、MLB公式サイトも「ホワイトソックスファン確定 バチカンで帽子をかぶる」と報道。ホワイトソックス所属の右腕、グラント・テイラーが話した「野球は世界的に成長している。でも、ヨーロッパではまだそれほどでもない。だから彼(ローマ教皇)がホワイトソックスの帽子をかぶったら、全員がホワイトソックスファンになるかもしれない。少しでもファンを増やすんだ」とのコメントまで紹介している。

 一方、チームはこの日のアストロズ戦に2―10で大敗。23勝44敗となり、借金は「21」に増えてしまった。昨季の借金80(41勝121敗)ほどではないものの、伝統球団はまたしても泥沼の中をもがき続けている。

 それだけに米ファンは「彼らには間違いなく祈りが必要だ」「ホワイトソックスを助けてくれるのは神だけだ」「彼らはあらゆる援助を必要としている」などと大盛り上がり。写真を撮られた経緯については、同じホワイトソックスファンの新婚夫婦とともに撮影したとの報道もあるが、とにかく影響力は絶大だ。