新しいローマ教皇を決めるキリスト教カトリック教会の選挙「コンクラーベ」で9日、初の米国人として選出されたロバート・フランシス・プレボスト枢機卿の実兄ルイス・プレヴォストさんが地元シカゴのテレビ局による取材に応じ、選挙前、弟に対してある確認をしていたことを明かした。

 ルイスさんは米NBC系列局WMAQ―TVとのインタビューで、弟がレオ14世として新教皇に決定したことに驚きと喜びを表現し、弟は幼いころから神父ごっこが好きで、早くから司祭を目指していたと話した。

 コンクラーベの前日、ルイスさんは弟に連絡し、期せずして話題となった映画「教皇選挙」(原題コンクラーベ)を鑑賞したかどうかを確認したという。

 すると、「彼はちょうど映画を見終わったところだった」とし、続けて、「だから、どう振る舞えばいいか分かったはずだ」と冗談半分にそう語った。

 同映画は、ローマ教皇の死去を受けて行われるコンクラーベの舞台裏と内幕に迫ったミステリー作品で、英作家ロバート・ハリスによる小説「教皇選挙」が原作。今年3月の米アカデミー賞では作品賞を含む8部門で候補になり、脚色賞を受賞した。

 4月21日にフランシスコ教皇が亡くなったことを受け、コンクラーベが行われることが分かると、米国ではアマゾン・プライム・ビデオが配信する同作品の視聴回数が前週比3200%に爆増。日本では同映画の公開期間が教皇の死と重なったことから、観客数が急増し、現在も多くの劇場で上映されている。