日本ハムは31日、本拠地(エスコン)で行われたロッテ戦に4―3でサヨナラ勝ち。5カードぶりの勝ち越しと交流戦前の首位を確定させた。
先発・山崎は初回から多彩な変化球で相手打線を圧倒。4回まで一人の走者も出さない完璧な投球を見せた。
だが、1点リードの5回に先頭・安田を二塁手・石井の失策で出塁させると流れが急転。次打者・石川の安打と犠打で一死二、三塁のピンチを背負うと続く山口の2点適時二塁打で逆転を許した。
さらに山崎は二死後から小川の内野安打で失点。結局6回6安打3失点(自責1)で5月16日の完封勝利(ZOZOマリン)に続くロッテ戦連勝はならなかった。
一方打線は2回二死一塁から郡司の右越え適時二塁打で先制したものの、3回以降は相手先発・西野に抑えられ得点を奪えず。6回からは相手の小刻みな継投リレーに交わされた。
それでも2点リードされた9回に連打と犠打などで二死二、三塁を作ると代打・矢沢が中前に値千金の2点適時打を放ち同点に。さらに矢沢の二盗後、二死二塁から郡司が右前適時打を放ち劇的な勝利を呼び込んだ。
新庄剛志監督(53)は試合後、代打で殊勲の同点打を放った矢沢について「矢沢君、(代打前に)全くバットを(ベンチ)裏で振ってなかったからね。足(代走)の準備だけさせて」と苦笑い。「何で(代打を)矢沢君って言ったんだろう、俺。矢沢君、って(頭の中に)出てきたんですよね。で、『バット持て!』って。良かった」と代打抜擢は“勘ピューター”だったことを興奮気味に話した。
さらに今季3度目のサヨナラ打を放った郡司に関しては「いや、もう郡司君は(サヨナラ打は)得意技なんで」とニヤリ。「(打席で右打ちを意識して)センターから右しか見てなかったから。あれだけ前に外野が来ると打ちやすいのかな。しっかり見えている子なので。(相手の)ポジショニングがね」
全幅の信頼を置く郡司の観察力と勝負強さに目を細めるばかりだった。
この劇的勝利で残り1試合を残しチームは首位で来月3日から始まる交流戦に臨むことが決定。交流戦初戦は本拠地でセ・リーグ首位の阪神を迎え撃つことになる。
「相手も首位ですもんね。日本シリーズだ(笑い)。テレビ局はもう大喜びで(笑い)。久しぶりにタイガースの応援も聞けるしね。楽しみです」
声を弾ませながら早くも阪神との対決を心待ちにしている様子だった。












