卓球男子で世界ランキング4位の張本智和(トヨタ自動車)は〝切り替え〟を強調している。

 直近の世界選手権個人戦(カタール・ドーハ)は「持てる力をすべて出し尽くして、大会が終えた後には何も残っていないくらいやり切りたい」と語っていたが、男子シングルス3回戦で戸上隼輔(井村屋グループ)に敗戦。松島輝空(木下グループ)との男子ダブルスでも3回戦で敗れ、メダルなしに終わった。26日の帰国時には「どちらも早めに負けてしまったので、残念な大会だった」と悔しさをにじませた。

 ただ、この負けを引きずるつもりはない。2028年ロサンゼルス五輪を見据える上で「また練習しようかなというだけ。もちろんいいスタートを切りたかったけど、まだ3年間たくさんいろんな動きがある。そんなに悲観せずに、また個人戦の大会を頑張っていくしかない。世界卓球は大きい舞台だが、1つの大会と区切りをつけて、また来月の大会へ頑張ろうかなという感じ」と前を向いている。

 今大会は男子シングルスでウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が銀メダルを獲得。男子ダブルスでは戸上、篠塚大登(愛知工大)組が日本勢64年ぶりの金メダルに輝くなど、絶対王者・中国以外の選手たちも躍動した。「中国の層が薄くなったというよりかは、各国の男女が強くなっている」と分析。まずは「(世界)ランキングを維持することが一番」と意気込む日本のエースは、ここで立ち止まるつもりなどない。