ボクシングのダブル世界戦(28日、横浜BUNTAI)の記者会見が26日、横浜市内で開かれ、出場4選手が意気込みを示した。WBO世界バンタム級タイトルマッチで同級7位ユッタポン・トンディー(31=タイ)と2度目の防衛戦を行う王者の武居由樹(28=大橋)は「一方的に殴る試合を見せたい」と圧勝をテーマに掲げた。

 自身の左肩故障によって昨年12月から延期された一戦に臨む武居は「けがの方も完治できたし、ボクシングスキルも上げることができて、いい時間を過ごせた」と仕上がりに手ごたえ。ムエタイ2大王座の一つラジャダムナンの元王者で、元K―1王者の自身と同じバックボーンを持つ挑戦者と対面し「ラジャのチャンピオンと聞いたときは逆に気が引き締まって、いい情報を得たなという感じ。隣にいて、オーラのある強そうな選手と感じました」と腕をさすった。

 世界王者となってからは初のメインイベントに「メインらしく、いい試合をするつもりはないです。一方的な試合を、ただ一方的に殴る試合を見せたい」と堂々宣言。K―1時代はタイ選手には3戦3勝ながらKOなしで「ムエタイの選手が嫌いだった。独特のリズム感が苦手」という。それでも「ボクシングとキックは別の競技。タイ人独特のリズムに巻き込まれないように、自分の動きをぶつけていけたら適応できると思います」と自信を示した。

 ユッタポンはアマチュアの経験も豊富で、武居を指導する八重樫東トレーナーは「思っている以上にボクシングのスキルの高い選手。実際の動きはアマチュアっぽいところがあったので注意したい」と警戒。だが「映像を見ているので、弱点は見つけております。その弱点を突いて勝ちたい」と攻略法の存在をほのめかした。

〝タイ人恐怖症〟を克服できるか。