ドジャース・大谷翔平投手(30)が2シーズンぶりの二刀流復活へ大きな一歩を踏みだした。
25日(日本時間26日)に敵地ニューヨークで行われたメッツ戦の試合前、641日ぶりのマウンドに上がり、打者を相手にした実戦形式の投球練習「ライブBP」に臨んだ。キム・ヘソン(金慧成)やラッシングら打者5人に22球を投げ、直球の最速は97マイル(約156キロ)を計測。これまでブルペンで投じた変化球はスライダーだけだったが、スプリットやスイーパーも織り交ぜて1安打、2三振、1四球だった。
大谷は久しぶりの感触を楽しむように笑顔を浮かべ、ガッツポーズも決めておどけたが、その様子を食い入るように見つめていたのはドジャース勢だけではなかった。一塁側のベンチではメッツの面々も熱視線。その中の一人がカルロス・メンドーサ監督(45)だった。
故障者続出のドジャースにとって大谷の投手復帰は、まさに切り札。だが、対戦相手からすれば複雑だ。「MLBドットコム」のアンソニー・ディコモ記者は、大谷のライブBPを見届けたメンドーサ監督が発した言葉を伝えている。
「うまくいけば、実際の試合で彼を見ることができる。つまり、10月に対戦するということだ」
大谷の復帰戦について、ロバーツ監督は7月15日(同16日)のオールスター戦以降になる見通しを示している。メッツは6月2~5日(同3~6日)にドジャー・スタジアムで4連戦を行い、シーズン中の対戦を終える。そのため、お互いにポストシーズンに進出することを前提に「二刀流・大谷」との対戦を早くも覚悟したわけだ。
米メディア「エッセンシャリースポーツ」は「ここで大局的に見ている人がいるとすれば、メンドーサ監督だろう。すでにポストシーズンの試合を計画している。大谷が投打でベストの状態に戻れば、どのチームにとっても最大の脅威となることは間違いない。メンドーサ監督の希望は必ず実現する」と伝えた。
大谷は定期的にライブBPを行い、投手復帰へ準備を進める方針。ワールドシリーズ王者を決める10月の戦いを含め、今後の行方が注目される。












