陸上の全日本大学駅伝関東地区選考会(24日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)でまさかの予選敗退に終わった東洋大は、箱根路で巻き返すことができるのか――。

 東洋大は序盤から上位でレースを進めたが、3組終了時点で出場圏外に後退。最終4組でエース候補の松井海斗(2年)が28分29秒08の好タイムをマークするも、7位通過の日体大に11秒36届かなかった。連続出場は「17」でストップし、選手たちは場内アナウンスで結果を聞くとぼうぜんと立ち尽くした。

 本戦での優勝経験を持つ強豪校が予選で姿を消す形となり、酒井俊幸監督は「留学生もいないチームなので、ミスが出たのが敗因。起用したかった選手を起用できなかった」。今季は例年より選考会が1か月早まった点も影響しており「冬季にインフルエンザなどの体調不良で、思うようにトレーニングができなかった。例年より早い3月末ぐらいから1万メートルに出られるくらいのビジョンで考えていたけど、想定通りにいかなかった。どのチームもしっかりやっているし、ミスで紙一重の差が出たのかな」と肩を落とした。

 酒井監督が2009年に就任後、本戦への出場を逃したのは今回が初めて。21年連続のシード権が懸かる箱根駅伝を見据える上でも「(本戦を)経験できないのは痛い。私も就任してずっと三大駅伝に出てきたので」。例年と異なる調整を強いられるが「逆にプラスに捉えたい。箱根駅伝はギリギリのシード権だったので、しっかり上位に食い込めるように、しっかり選手とともにつくり直していきたい」と前向きに語った。

 東洋大のチームスピリットは「その1秒をけずりだせ」。苦境を乗り越るためには、今こそ原点に立ち返る必要がある。「全日本(の連続出場が)が途絶えてしまったので、出雲駅伝、箱根駅伝で勝負できるように、もう一回立て直したい。チーム全体としてこの11秒をしっかり受け止めていこう。もう一度『1秒けずりだせ』というのを意識やっていこうという話をした」。鉄紺のプライドを胸に、強い東洋大を取り戻したいところだ。