メッツの千賀滉大投手(32)は19日(日本時間20日)に敵地ボストンでのレッドソックス戦に先発し、6回5安打3失点5三振3四球で3敗目(4勝)を喫した。打者25人に100球で最速は97・1マイル(約156・3キロ)を記録。防御率1・43。チームは1―3で敗れ、2連敗。フィリーズにゲーム差なしで地区首位を明け渡した。

 立ち上がりは強い北風の影響を受け、制球に苦しんだ。初回先頭デュランに初球を右翼線に二塁打されると、続くディバースはストレートの四球で歩かせた。3番ブレグマンへの初球が暴投となり、無死二、三塁とピンチを拡大。二ゴロに打ち取るも三走が生還。さらには二死後、5番ストーリーに三塁線へ適時打を打たれ、2点目を献上する。

 2回は二死一塁で1番デュランにフォークを捉えられ、右翼線適時三塁打され、0―3。2回を投げ終え37球、打者11人に対し空振り1、三振0と苦しんだ。

「風だったり、色々な環境の中でうまく立ち上がり(の投球)が出来なくて先制点を与えてしまったが、後半(に向けて)なんとか試合を作れたと思う」

 3回、先頭ブレグマンに二塁打を打たれるが、後続を抑えた。4回二死一塁で一失、四球で二死満塁のピンチを迎えたが、落ち着いたマウンドさばきで三ゴロに打ち取り無失点に抑える。5、6回は連続で三者凡退。

「ストライクゾーンを探すのが一杯一杯だった」マウンドで「ショート(方向)に打った(ポップフライの)感じが捕手の後ろに落ちるみたいな、あの感じ」が「ロッテの球場に近いなあ」と、ソフトバンク時代でよく投げた敵地(ZOZOマリン)のマウンドを思い出したという。

 実際に6回二死、ラファエラが高々と打ち上げた打球をリンドアら内野手が追ったが、強風に流された打球は一塁側ネクストバッターズサークル近くに落ち、反応が遅れた捕手のアルバレスは捕球できなかった。

「(風を)意識し過ぎた部分もあってうまく合わせられなかったが、自分の経験をもとにやってきたことを出せたことが、後半(の試合を)壊さなかった要因かなと思う」と振り返った。

 6回3失点とエースの仕事を果たしたが「どうにかするまでに時間がかかってしまった」「僕の場合は立ち上がり、最初(が課題)」と、序盤の3失点を悔やんだ。