ドジャースの大谷翔平投手(30)は15日(日本時間16日)に本拠地ロサンゼルスでのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場し、3回に2試合連続の14号3ラン、4回に15号2ランを放ち、5打数2安打6打点、2得点でボブルヘッドデーを飾った。打率3割1分。チームは今季最多の19点を挙げ、19―2で大勝した。

 ドジャー・スタジアムのファンの度肝を抜いたのは13―2の4回一死一塁だ。2番手の右腕アレクサンダーのカウント3―1からの5球目、真ん中低めの90・3マイル(約145キロ)のシンカーを捉えた。角度21度、打球速度109・6マイル(約176・4キロ)の弾丸ライナーは中堅バックスクリーン左に飛び込んだ。2打席連続の15号2ランは飛距離418フィート(約127・4メートル)の特大弾。2打席連発、1試合2発は今季初だ。これでリーグトップのフィリーズのシュワバーに並んだ。

 試合後のNHKBSのインタビューで「低い弾道でしかりと伸びる弾道だったのでいいバットの出方をしたと思う」と手応えを口にした。

 5月は13試合で8発はメジャートップ。18打点も堂々トップだ。通常、6月にアーチを量産するが今年は1か月前倒しで、シーズン55発ペースになった。

「1打席1打席、いい打席を送れればいいんじゃないかと思っている。それは最初から今日まで変わっていない」

 一発目は7―2の3回一死一、二塁だった。マウンドは2番手の右腕アレクサンダー。2ボールからの3球目、外角の81・8マイル(約131・6キロ)のチェンジアップを引き付けて逆方向へバットを振り切った。角度28度、打球速度102・9マイル(約165・6キロ)で高々と上がると左翼席へ飛び込んだ。2試合連発の14号3ランは飛距離382フィート(約116・4メートル)だった。

「あの段階では試合の展開が分からなかったので突き放すのにいいホームランだった」

 やっぱりボブルヘッドーには強かった。この日は今季2度目のボブルヘッドデー。史上初の「50―50」達成を記念した人形が入場者全員に配布された。

 昨季のMVP受賞を記念した人形が配布された4月2日(同3日)は9回にサヨナラ本塁打。打席に入る際にファンから「ボブルヘッドデーなんだからホームランを打てよ!」と声を掛けられ、結果を出していた。期待に応える〝2戦連発〟。そして2打席連発。これがスーパースターだ。

「たまたまだと思います。こうやってお客さんが入ってくれる中で勝てるのは選手にとってうれしいことなので、少しでもいつでも、ボブルヘッドデーでなくても勝てるように頑張ります」

 初回先頭は右腕ビドの見逃せばボールの真ん中高めのフォーシームに空振り三振。3―2の2回無死一、三塁は初球、真ん中のスライダーを右翼へ高々と打ち上げて右犠飛とした。

 捕手ペレダと対戦した8回無死二、三塁は65マイル前後(約104キロ)の変化球でカウント1―2からの5球目、89・4マイル(約143・9キロ)のフォーシームに空振り三振。ボールは大谷から三振を奪った記念球としてベンチに戻された。

 ボブルヘッドデーで爆発した大谷。手が付けられなくなってきた。