日本維新の会は今夏の参院選東京選挙区(改選6)に、音喜多駿前政調会長を擁立する方針だという。
維新は同選挙区を最重要点区の一つに位置づけて候補者の選定作業中。一部報道によると、同党は近く党内手続きを終えて、音喜多氏の擁立を正式に決める見通しだといわれる。
取材に音喜多氏は15日、「現在は最終調整中です。まだ、確たることは申し上げられないんですけども…」と話すにとどめた。
音喜多氏は昨年の衆院選で参議院からくら替えし、衆院東京1区から立候補して落選。しかし、政界への再チャレンジは今夏の参院選だと見られていた。
「前回の衆院選では惜敗をして比例復活もできず完全落選をした。その時に主張したことは、政策的には間違っていなかったと思う。社会保障制度改革、有権者とか高齢者には嫌われるかもしれないけども、日本にとっては必要なものであることは間違いないこと。いま各政党は〝減税合戦〟みたいな形になって社会保険料の問題に正面から取り組む政党は、維新以外にない」
その上で「しかし維新もいま腰が引けている状態。批判を恐れずに誰かが戦わなくてはいけないのであれば、それは前回(衆院選)で負けてしまって腰を引けるような状態を作った自分が責任を取って、正面から戦わなくてはいけない気持ちは持っています」と述べた。
参院選まで2か月。同選挙区をめぐっては混戦が予想される中、自民党が武見敬三氏、公明党は新人の川村雄大氏、立憲民主党は塩村あやか氏と奥村政佳氏の2人。国民民主党は元NHKアナウンサーの牛田菜友氏と奥村祥大氏を擁立した。
ほかにも石丸伸二氏が率いる新党「再生の道」の吉田綾氏が立候補。れいわ新選組、AIエンジニア・安野貴博氏の新党「チームみらい」も候補者を模索するほか、自民党も2人目を立てることが予想される。
音喜多氏は他党の動きについて「国民民主党さんの勢いはすさまじいですし、このまま行くということであるので、3年前、6年前と状況がまったく違うと思っています。一方で維新も苦しい状況とはいえ、6年前より地方議員が増えています。仮にやることになれば、地に足をつけて言うべきことを言っていこうと思います」と語った。












