栃木・上三川町の住宅で親子3人が死傷した強盗殺人事件で強盗殺人容疑で逮捕された指示役の竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)が事件前に交通トラブルを起こしていたことが18日、分かった。また、事件後は高飛びを前提に考えていた可能性も浮上した。
夫婦が容疑を否認する一方で、すでに逮捕されている実行役の少年4人の一部は「夫婦に頼まれた」と話しているという。栃木県警下野署捜査本部は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)が関与しているとみて捜査を続けている。
「ああ、あの車か!」。少年らは事件現場へ行くのに白い高級車を使ったとみられているが、指示役の竹前容疑者夫婦の自宅近くでも似た車が目撃されており、多くの近隣住民が思わぬ一致にこう驚いていた。
容疑者夫婦の自宅は神奈川県内の住宅街にあった。白い車は4月後半から自宅近くの路上に停められていたという。夫婦が乗っていたかは不明だ。
ある女性住民は「通るたびにまたあるなと。駐車禁止ではないのかなと思ったら、連休明けくらいに駐禁の張り紙がしてあったから、やっぱりダメだよねと思いました」と振り返った。男性住民も「あそこは駐車禁止です。日中は車がないこともあったけど、夜には戻って停めている。前から邪魔だと思っていました」と指摘。近隣住民の誰かが通報したという。白い車は11、12日ごろにいなくなった。事件が起きたのは14日午前だった。
竹前容疑者夫婦がここに来たのは4月ごろとされる。同じタイプの集合住宅に住む男性は「中の構造は違うと思いますが、家賃はだいたい月7万円だと思います」と明かした。
事件前には、警察を呼ばれるトラブルを起こしていた。近隣住民によると、4月の終わりごろ、竹前容疑者夫婦が自宅の駐車場から車(白い高級車とは別とみられる)を出そうとした際に、原付バイクにクラクションを鳴らされたという。
「これに旦那さんが激怒して、車から降りて行ったんですよ。『免許持ってるのか!』とかそういう声が聞こえました。友人によると、奥さんも赤ちゃんを抱いて車を降りたそうです。しばらくして警察がやってきました」(近隣の女性住民)
夫の海斗容疑者の首にはタトゥーがあったとの証言とともに、竹前容疑者夫婦宅にはタトゥーをした友人が出入りしていたとの目撃情報もある。
気になる点もあるという。現在、竹前容疑者夫婦が住んでいた部屋は雨戸がすべて閉められ、ベランダ部分にはペットボトル類をまとめたゴミ袋が残されていた。「言われてみればですが、ずいぶんときれいになりました。前はもう少し物があったと思います」(近隣の男性住民)
海斗容疑者は羽田空港国際線ターミナルで逮捕。美結容疑者は子供と横浜市内のビジネスホテルにいたところを確保されている。事件後は高飛びすることを意識して部屋を片付けたのか。












