サウジアラビア系資本が支援する高額賞金ツアー「LIVゴルフ」が、日本への本格上陸を目指している。2022年に試合をスタートさせたLIVは、かねて日本のマーケットに注目。マスターズ王者の松山英樹(LEXUS)を引き抜こうとしたと報じられたこともあったが、地道な動きも強めてきた。

 その一つが、アジアツアー「インターナショナルシリーズ・ジャパン」(8~11日、千葉・カレドニアンGC)の開催だ。同シリーズは、アジアツアーで年間10試合が行われ、「LIVゴルフ」が資金面などを支援し、シリーズ王者に来年のLIV参戦権が与えられる。いわば、LIV本体が、日本に進出する〝足掛かり〟と言える。

 8日には試合会場でインターナショナルシリーズの最高責任者を務めるラフル・シン氏が報道陣の取材に応じ、LIVの日本開催について「将来的なプランになってくる」と否定しなかった。すでに今季には韓国開催も実現しており、状況さえ整えば、来季からでの実現も不可能ではなさそうだ。

 そのカギとなるのは、LIV側とPGAツアー、DPワールドツアー(欧州ツアー)との和解だろう。国内ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、2大ツアーとの関係性を考慮して今大会におけるアジアツアーとの共催を見送ったが、LIV開催を見据えると、JGTOの協力も必要になってくるからだ。

 果たして日本でブライソン・デシャンボーやフィル・ミケルソン(ともに米国)らのプレーが見られる日はやって来るのだろうか。