ノアのGHCヘビー級王者・OZAWA(28)が3日、KENTA(44)を破り、4度目の防衛に成功した。

 両者は団体の旗揚げ25周年記念大会(両国国技館)での同王座戦で激突。前哨戦として4月14日の後楽園大会で行われたノーDQタッグマッチでは、王者はKENTAに直接ピンフォールを取られる屈辱を味わわされた。その恨みから王座戦までKENTAをおちょくりまくってきたOZAWAは、この日も大暴走。ロープにKENTAを縛りつけるとブレイクダンスを披露し、KENTAの鼻に指を突っ込むなど挑発三昧。さらにサプライズで解説席に現れた蝶野正洋を前にSTFを繰り出し、観客を沸かせた。

 だが15分過ぎ、ビッグブーツからのダイビングフットスタンプをくらって悶絶。さらにブサイクへのヒザ蹴りを決められ、戦意喪失まで追い込まれた。そのカウント中「TEAM 2000 X」の仲間であるモリスらがレフェリーの脚を引いて阻止し、セコンドが乱入。それもKENTAを支える拳王と佐々木憂流迦に蹴散らされ、リング上は大混乱に陥った。

 それでも仲間のアシストが功を奏し、再び立ち上がった王者はKENTAの顔をなめると顔面にドロップキックを発射。最後はReal Rebelを決め、完璧な3カウントを奪った。

 試合後にはこの日丸藤正道から勝利を上げた清宮海斗から「最近、随分と好き勝手やっているみたいだけど、俺はお前がやっていることもノアだと思ってる。お前のノアを見るためにこれだけのお客さんが集まってくださってる。こんなにもノアを盛り上げてくれてありがとう。でも、お前のようなモンスターを倒すのはこの俺だよ。GHCのベルト取り戻して俺が方舟を引っ張って行く。お前に挑戦するのは清宮海斗だ!」と挑戦を表明された。

 観客から大ブーイングを浴びせられた清宮に対し、王者は「おい、コイツ目に涙めっちゃ溜めてるぞ。しかし、お前も物好きだよな。絶対にブーイングされる状況で出てきたんだからな」とあざ笑いつつ「でも、清宮の気持ちわかる。ブーイングって気持ちいいよな。いいよ。次の後楽園でベルトかけて試合してやるよ。お前にエクスタシーを感じさせてやる」と受諾し18日の東京・後楽園ホール大会での王座戦が決定的になった。

 最後には「KENTA、エクスタシーを感じたぞ。しかし、やっぱりKENTAは口だけだったな。試合になると動けなくなったロートルでしかない。まあ、ノアにもまだ動けないロートルがたくさんいるから、清宮の後どんどんロートルたち挑戦してきていいぞ!」と絶叫した。

 リングから下りると、蝶野と見つめ合い握手を交わした王者。数々の奇行を繰り広げOZAWAから目が離せない。