西武で売り出し中のドラフト2位ルーキー・渡部聖弥外野手(22)が〝分岐点〟に差しかかった。
右足首ねん挫から復帰した4月25日のオリックス戦(ベルーナ)以降、球団の新人では1981年の石毛宏典以来44年ぶりとなる5試合連続マルチ安打。27日の同戦からは3試合連続先制打を含むマルチ打点を記録するなど、その勝負強さで中軸「3番」が板についてきた。
だが1日の楽天戦(同)では、3度の得点機にいずれも凡退。出場17試合で今季3度目の無安打に終わった。1試合の中で初めて3三振を喫するなど、相手のマークもキツくなってきた。
ここまで毎日、ほぼ初見の一線級投手と対戦。それでも2日現在で打率4割3厘、9打点、得点圏打率4割4分4厘の数字は文句のつけようのない成績だが、そろそろプロの壁にぶち当たりそうな気配も漂っている。
仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチ(53)は「今まで打ててたボールがなぜか打てなくなったという状況が来る可能性はありますよね。それはずっと出ている選手にもあることなので。疲れもあるし、何かちょっとしたズレで打てなくなってくると、アレおかしいな、おかしいなとなって、どの球も打てなくなってしまうことは往々にしてある」と指摘。これから即戦力ルーキーに起こりうる不振のサインを予想している。
そして、そのタイミングがやって来た時のケアにもこう言及している。
「まずは体(の状態)とかも見ながらやっていかないと。入ったばかりなので、自分を含め周りの人も彼のベストがよく分からない。もちろん悪い時も分からない。今の体の状態がいいのかどうなのかも分からない」
今後〝恐れている状況〟にさいなまれる場合、仁志コーチは時間を掛けながら不振の原因を究明。渡部聖の心と体のケアを施していくという。
獅子の22歳ルーキーが正念場を乗り越え、さらなるレベルアップを遂げるシナリオこそチーム不沈のキーポイントと言えそうだ。












