セ・リーグ首位の巨人が絶好調モードだ。2日のDeNA戦(横浜)は降雨中止となったものの、ここまで4連勝中。前日1日の広島戦(東京ドーム)では先発の田中将が3回3失点で途中降板に追い込まれながらも、救援陣の奮起と打線の粘り強さで延長12回の末に4―3とサヨナラ勝利を飾った。

 だが同日の広島戦は7人の救援投手をつぎ込み、4時間39分の総力戦となったことからブルペンの疲労度も決して少なくなかった。それだけに阿部監督も「3連戦で2回も(延長)12回だからしんどいよ」とボヤきながらも「恵みの雨だな」と安どの表情を浮かべていた。

 現在、主力は軒並み「満身創痍」の状態だ。野手は丸や坂本らベテランの主力たちが二軍調整中。一軍合流を果たしたばかりとはいえ、先発陣もエース・戸郷とグリフィンがファーム生活を強いられていた。1日の広島戦で結果を出せなかった田中将も結局、今季3度目の登録抹消となっている。それでもチームが大きく崩れることなく、ここまでペナントレースを快走し続ける要因は一体どこにあるのか。

 救援陣の一角を担う田中瑛斗投手(25)は〝GW9連戦〟の初戦をキーポイントとして挙げている。その大事なスタートとなった4月29日の広島戦(東京ドーム)は、延長12回の末に4―3で勝利。最後の2イニングを大勢投手(25)が「漢気(おとこぎ)」の回またぎで好投し、チームを勢いづけたのは記憶に新しい。

「あそこで大勢が2回投げてくれたから(中川)皓太さんも温存できましたし、試合にも勝てた。自分たちも、かなりしびれましたし『負けてらんない』て刺激になったのは間違いないですね」

 そう明かした田中瑛自身も実際に1日の同カードで9回途中から無死満塁のピンチを招きながら底力を見せつけ、無失点で切り抜ける好投を見せた。続けて「あの1勝はただの1勝じゃないっすね。あそこで負けたりしていたら報われなかったわけだし、勝てたことでこの勢いが出たと思います」とも力説。

 大勢の〝奮投〟が発端となったチームの連勝街道。怒とうの9連戦で、このまま勝ち星を量産することはできるか。