ドジャースは28日(日本時間29日)のマーリンズ戦(ロサンゼルス)に延長10回タイブレークの末に7―6でサヨナラ勝ちを収めた。3連勝を飾り、試合のなかったジャイアンツと勝率で並んでナ・リーグ西地区首位に返り咲いた。

 大谷翔平投手(30)は「1番・DH」で出場。初回に痛烈な右前打を放つとすぐさま二盗を決め、先制の起点となった。その後は3打席連続の四球。4出塁で強打者らしく存在感を放った。

 試合はド軍5点リードで迎えた6回に先発メイが1点を失い、なおもピンチで2番手・バンダにスイッチ。だが、継投が裏目に出る形でバンダがグランドスラムを被弾して同点に追いつかれた。振り出しに戻ると、その後は両軍リリーフ陣が奮闘。延長10回タイブレークまでもつれ込み、5―6となった10回にトミー・エドマン内野手(29)が一死二、三塁から右翼線に2点適時打を放って劇的な幕切れとなった。

 当初は戦略的「休養日」を与えられ、8回から代打で途中出場して「9番」に入っていたエドマン。後ろに大谷、ベッツ、フリーマンが控える心理的余裕が直近の打撃不振を振り払い、劇打につながった。

 複雑な心境で劇的シーンを見守ったファンも多かったようだ。ネット上などでは「大谷の前がエドマンでよかった」「大谷の大ファンだけどあのときエドマンに打ってくれと思っていたよ」といった率直な声も上がった。両者の現時点での得点圏打率は大谷が1割3分3厘、エドマンが3割3分3厘。チャンスで絶対的主砲・大谷に打席が巡ってくることを望みつつも、エドマンの勝負強さに期待するド軍ファンの心情がコメントにはにじんでいた。