【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】スポーツトレーナー・永井正彦氏が実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。さて今回のお悩みには心当たりのある方も多そうです――。
【お悩み】最近、コップやお皿をよく落としてしまいます。何か予防法はありますか?(50代男性)
【アドバイス】視力チェックと握力アップが予防になります。
【解説】コップやお皿を落としてしまうことが増えているという、飲食店で働く男性からの相談でした。
主に2つの要因が考えられ、まず1つは視力の低下です。コップを握ったつもりがストンと落としてしまうなど、視力の低下によって物との距離感が合わなくなってきていることは意外と多いものです。まれに緑内障など、目の病気を患っていることもあるので、一度検査してみるようすすめました。
動体視力の衰えも考えられ、交通事故にもつながりかねません。左右異なる動きを行うお手玉やジャグリングで動体視力は鍛えられますが、身近な物であればティッシュを上に投げて床に落ちる前につかむというトレーニング法がおすすめです。屋外だったら落ち葉で代用してもいいので、ヒラヒラ落ちてくる不規則な動きへの対応は動体視力を鍛えられます。
物によくぶつかることが多い人も同様ですが、誰しも若かりし頃の感覚が基準として残っているので、以前ならスッと避けられたのに、視力が低下していると避けきれずにぶつかってしまうものです。これは歩幅を大きくすると、改善が見込めます。
もうひとつは握力の低下です。加齢による手の関節機能が弱くなり、ペットボトルのキャップを急に開けられなくなったという人もいます。
この男性には対処法として、タオルの端を左右それぞれ力が入る親指、人さし指、中指の3本で持って強めに引っ張り合うトレーニングをすすめました。主に物をつかむ時に力を入れる3本指を強化する。余裕があれば薬指と小指の2本だけで引っ張り合ってみると使う筋肉が異なるので、握力をしっかり鍛えられます。












