新日本プロレス19日の後楽園ホール大会で、タイチ(45)が内藤哲也(42)の電撃退団に危機感を募らせた。

 新日本に激震が走ったのは16日のことだった。団体の生え抜き看板選手で絶大な人気を誇った内藤が、5月4日福岡国際センター大会を最後に退団することが発表されたのだ。

 タイチはこの日開幕したシリーズを通じて内藤率いる「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」と抗争する。この日の大会では上村優也&海野翔太&YOSHI―HASHI&TAKAみちのくと組んで内藤&辻陽太&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIとイリミネーションマッチで激突。両軍から続々と失格者が出るなかで最後の一人として内藤と対峙したが、最後はオーバー・ザ・トップロープで失格となりLIJに勝利を奪われてしまった。

 バックステージでは「お互い夜型だから、昼の興行はダメだな。早いな。やっぱり次は夜に戻してくれ。ダメだ、今日はちょっと2人とも。まあアイツがきっと上の空だったんじゃない?」と反省も口にしたが、内藤の退団に関する話題になるとヒートアップ。「これであのV字回復した時の黄金時代の棚橋(弘至)、オカダ(カズチカ)、内藤、3人とも消え去ることになるんだよ。これからまた新日本プロレスが暗黒時代に戻るって? そんな心配いらないよ。内藤が抜けた穴? 俺がいるじゃねえか。みんな不安になってると思うけどよ、見てるんだ、あの時代を俺だって。だからこそ会社よ、いい加減俺に早くIWGP挑戦させろよ」と、いまだに挑戦経験のないIWGP世界ヘビー級王座(現王者は後藤洋央紀)への思いを熱弁した。

 同王座には5月4日福岡大会でカラム・ニューマンの挑戦が決まったが、挑戦者にシングルでの実績がないことからファンの間でも賛否が分かれている。タイチは「俺やYOSHI―HASHIが一番心当たりあるんだよ。(IWGP)タッグ取ったくらいで挑戦できんだったら。俺は永田(裕志)やカラムが悪いって言ってるんじゃねえんだよ。それを決めてるお前ら、どこ見てるんだよ! 俺がダメでアイツらがいい理由はなんだ? やらせてみろよ。今こそ俺を上で使ってみろよ」と憤った。

 さらには「内藤と会社、BUSHIと会社、双方悪いところあったと思うよ。内藤もBUSHIも会社も悪かったろうよ。だけどよ、会社、少しでも非があるって認めてるんだったら直してくれよ。悪いとこは直す。俺らも直して、会社ともう1回一丸になってやっていく時だろう。あの時、みんなでやったからV字回復したんだろう? 今どうだ? バラバラじゃねえかよ、全員!」と、退団者が相次いだ今だからこそ団結すべきと主張。タイチの訴えは届くのか――。