れいわ新選組の山本太郎代表は11日、参議院東日本大震災復興特別委員会に出席。福島第一原発事故問題について質疑を行った。
冒頭、山本氏は「廃炉に向けて見通しのつかない福島第一原発では、近年、作業員の方々を危険にさらす事故、トラブルが多発しています」と述べ、数々の事例を明かした上で質問に入った。
同委員会に参考人として出席した東京電力ホールディングス株式会社代表執行役員副社長の山口裕之氏に対しては「こういった事故を起こしておきながら『トラブルを起こしても仕方がない』と開き直りは許されるか、許すのかどっちなんですか」などと厳しく追及した。
持ち時間の20分が迫る中、山本氏は原子力規制委員会に対し「柏崎刈羽の次にトラブルがあった場合、運転を認めないとか、子会社を含めて、送電売電事業を認めない強いペナルティーみたいなものを設けなければ、東電の体質は変わらないと思う。ペナルティーを設ける考えはないか、いかがでしょう」と問うたところで、同委員会委員長に「もう時間がまいりましたので、山本太郎君の質疑は終了します」と通告された。
山本氏は「待ってくださいよ! 答弁がないのはあり得ないじゃないですか」と必死に食い下がったが、叶わなかった。
終了後、山本氏は「作業員が現場で事実上、守られていない状態なんです。『事故が起こった。原因はなんだ!』となった時に『(東電は)手順書に書かれています』の連発なんですよ。個人が被ばくしたり、さまざまなことをやっているのに『軽微な事案だ』と判断をされている。軽微な事案って、人が被ばくして病院搬送にもなっていたりとか、いろんな事例あるんです。収束作業に入ってから、今日まで問題とされた報告が31件もある」と振り返った。
原子力規制委員会に対し、事業者側に「ペナルティーを課すべきだ」と訴えた理由は「『どうするんだ』と考えた時にペナルティーを厳しくするしかないだろうと…。ペナルティーもあるんですけど、それも使おうとしない。福島第一原発だけじゃなく柏崎刈羽原も問題が多い。こういう〝殿さま商売〟をやってきて、事故が遭って真摯にやらずに殿さまのまんまでいる連中に対して、気を引き締めさせなきゃダメ。そうでなきゃ、また絶対に事故が起こる。次にまた福島第一原発で、もしも事故やトラブルが起こった時は『再稼働はないからな!』というぐらいのペナルティーにしていくぐらいの重いものを背負わせる必要がある。解決策は何か。重いペナルティーを与える。国に守られ過ぎてますよね」とした。
今回は原子力規制委員会から答弁が得られなかった。
山本氏は「規制委員会も、規制することを規制する規制委員会だという実態はあるから、こんなこと放置しないんじゃないですか。あのまま(質疑を)やり取りが続いていて、得られた答えがどんなものかわからない。『しっかり取り組んでいく』程度のものだったのかもしれない…」と語った。












