NPB最年長のヤクルト・石川雅規投手(45)が、9日の阪神戦(甲子園)に今季初先発。5回5安打3失点(自責1)の粘投で、プロ野球新記録の24年連続勝利を達成した。「1人でできる数字ではないですし。支えてくれた家族や、使い続けてくれた監督さん、コーチ、裏方さん、ファンの皆さまのおかげですし。なんとかまた一軍のマウンドに立てたことがうれしいです」

 両軍無得点の2回には、無死満塁から梅野を投ゴロに打ち取ったかと思われたが、本塁への送球が一塁側へ大きくそれて先制点を献上。さらには小幡の中犠飛、ビーズリーのセーフティースクイズで2点を追加された。
 
 それでも、持ち前の粘り強い投球を続け、3点を追う6回に味方がビッグイニングをつくった。無死二、三塁から2つの暴投で2点を返すと、増田の左翼線への適時二塁打で同点。さらには赤羽の内野ゴロを一塁・大山が本塁へ悪送球し、その間に二者が生還。一挙5点の援護点をもらった。

 お立ち台ではマスコットキャラクター・つばみと、つば九郎のぬいぐるみが見守る中、ウイニングボールを掲げ、「家族にしっかり渡したいです」とニッコリ。その上で、「ボールは速くないですが、考え方や取り組み方次第で、自分の良さを出して一軍の試合で勝負できるということで、自分も24年間やってきたので。若手と一緒に切磋琢磨してやっていきたいです」と力強く話した。
 
 ルーキーイヤーの2002年から24年連続勝利を挙げ、山本昌氏、工藤公康氏、DeNA・三浦大輔監督の持つ23年連続勝利記録を超える大記録を打ち立てた45歳2か月の左腕。この日対戦した阪神・藤川球児監督(44)は、「見習うべきところがたくさんあると思いますね。途中で苦しい状況にも関わらず粘り強く投げ切ろうとするところは、これだけ長くできてる証しだなと思いますし。12球団の選手が勉強になるんじゃないですかね」とリスペクトしていた。