新日本プロレス5日の両国大会で、IWGP世界ヘビー級王者の後藤洋央紀(45)が「NEW JAPAN CUP」覇者デビッド・フィンレーの挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。

 最強挑戦者との大一番は、互いに一歩も譲らない意地の張り合いとなった。後藤は場外に設置したテーブル上に牛殺しの要領でフィンレーを叩きつけるなど、容赦ない攻めも見せた。

 終盤には高度な技の応酬に。後藤が雪崩式回天を繰り出せば、フィンレーもINTO OBLIVIONで反撃。オーバーキルをキャッチした後藤がヘッドバットを繰り出すとPrima Nоctaを決められてしまったが、ならばと昇天・改をさく裂させて試合の主導権を奪い返す。

 勝負に出た後藤は技な読み合いからGTRを決めることに成功。しかし、フォールには行かず2発目のGTRで追撃すると、最後はリストクラッチ式のGTR・改で激闘に終止符を打ってみせた。

子供たちと写真に納まる後藤洋央紀
子供たちと写真に納まる後藤洋央紀

 昨年10月の両国大会では当時IWGP・GOLBAL王座を保持していたフィンレーに敗れ、応援に訪れていた長男と次女が号泣してしまった。怨敵を相手にリベンジに成功すると、会場で見ていた子供たちに「一緒に戦ってくれてありがとうな。何度負けようが、諦めなければ負けではない。子供たちにはこれからいろんな逆境が襲い掛かるかもしれないけど、生きることだけは諦めるなよ」と呼びかけた。

 さらに後藤は「次は米国、シカゴ。戦いたい相手は見つけました。海野! 海野翔太! 出て来いよ」と11日(日本時間12日)のシカゴ大会での挑戦者を指名。海野をリングに招き入れると「海野、お前にもう迷いはないんだな? だったら、このベルトをかけて俺とお前で戦おう。米国で俺と海野の戦いを見せつけてやろうぜ」と呼びかけた。

 海野も「新日本プロレスの本隊の熱い戦いを、世界の皆様にお届けしましょう。今ある俺のすべてを後藤さんにぶつけて、そのベルトを必ず取ってやる」と応じ、シカゴ決戦でのV4戦が決定的となった。

「後藤革命は日本だけにとどまらない。最後の最後まで、後藤革命について来い。IWGPのGは後藤のG!」と叫んで大会を締めくくった後藤。業界盟主団体をベテラン王者が牽引している。