新日本プロレス5日の両国国技館大会で、海野翔太(27)が棚橋弘至(48)とのシングルマッチを制した。

 来年1月4日東京ドーム大会での引退を控える棚橋の「ファイナルロード」として実現した一騎打ち。容赦ないヒザ攻めを見せた海野だったが、ラリアートをかわされるとツイスト&シャウトで反撃を許す。ダルマ式ジャーマン、スリングブレイド、ハイフライアタックと猛攻にさらされ、窮地に陥った。

 それでもハイフライフローを回避すると、後頭部にランニングニーアタックを発射。ランニングニーからのSecоnd Chapterは首固めで切り返されたものの、強烈なラリアートで吹き飛ばす。最後はSecоnd Chapterでエース越えを果たした。

 丸刈り姿での再起を図った「NEW JAPAN CUP」で準優勝に終わった海野は「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」のデビッド・フィンレーから勧誘を受けていた。今後に注目が集まっていたが、試合後のリング上では「棚橋さん、俺の選択肢はたった一つだ。新日本プロレス本隊こそが聖域だ」とキッパリ言い切った。

 バックステージでは棚橋から「これからレスラーとしても人間としても、いろんなこと、大変なことあると思う。でも、それをはねのけて、ファンの皆さんに夢を与えるのが、元気づけるのが、エネルギーを届けるのがプロレスラーだから」と助言を受けた。

 頭を下げて棚橋を見送った海野は「俺の覚悟はずっと決まっている。安心して棚橋さんが引退できるように、俺はこれからもやっていく。ただ一つ、チケットが売れない理由も、ファンが離れていく理由も、ヒールのせいにするのはやめようぜ。本隊に人数が増えたんだ。力をつけていこう、強さを見せていこう」とキッパリ。

 さらに「WWEとかAEWとか関係ねえ。新日本プロレスこそが最高のブランドだよ。それが俺の描いている未来だ」と宣言していた。