先輩から後輩へエールだ。競泳女子で2021年東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依さん(29)が3月31日、都内で行われた「セイコーわくわくスポーツ教室 水泳編」に講師として参加。現役選手たちに向けて「水泳が盛り上がるために必要なことは、今の現役選手が速く泳ぐこと」と笑顔でハッパをかけた。

 24年パリ五輪はメダルがわずか1個と大苦戦。立て直しが急務だ。大橋さんの後継者候補で、パリ五輪代表の成田実生(ルネサンス金町)は、日本選手権の個人メドレー2種目と200メートル背泳ぎを制し、25年世界選手権(シンガポール)の切符を獲得した。

 大橋さんと成田は個人メドレーが主戦場で、ともに「Team Seiko」に名を連ねるなど縁は深い。そんな後輩の泳ぎについて、大橋さんは「ちゃんと力を出すことができた大会だったと思う」と評価。その上で「世界ではもっともっと、前半速い選手がたくさんいる。得意の背泳ぎが個人メドレーの中ではもうちょっと良くなる部分があると思う。そこを意識してやっていけば、夏もしっかり泳げるんじゃないかな」とさらなる飛躍へのポイントを挙げた。

 成田は東京・淑徳巣鴨高を卒業し、今春から明大に進学。新たな一歩を踏み出すスイマーの進化に期待だ。