F1レッドブルに緊急昇格した角田裕毅(24)は、今回の決定に際して拒否権がなかったことが明らかになった。

 レッドブルでは今季から昇格したリアム・ローソンが大不振のため、開幕からわずか2戦でドライバー交代という大ナタが振るわれた。

 角田にとっては待望の昇格となったが、今季のレッドブルのマシンはこれまで以上に操作性が難しいとされており、適応できるか懸念も出ている。今季はレーシングブルズのマシンがここまで仕上がりも順調で速さも出ていただけに、目先のことだけを考えれば、角田が昇格の打診を〝拒否〟するという選択肢もあり得た。しかし今回の決定に関しては、角田に〝自由意思〟はなかったようだ。

 英メディア「GPブログ」は「角田には選択の余地がなかった! レッドブルの昇格を辞退することは許されなかった」と題して、今回の昇格劇の舞台裏を報じた。

「ホーナー(代表)からこの朗報を電話で伝えられた瞬間、角田にとって『ノー』という選択肢は全くなかった。もし日本人選手が、例えばレーシングブルズの車の方が運転しやすいという理由でそうしたかったとしたら、彼は非常に不運だっただろう」と指摘する。

 なぜ角田に「ノー」は許されなかったのか。「レッドブルは、ドライバーがチームを移籍できることが契約上、定められていると明らかにした。つまり、ローソンがレーシングブルズに移籍しなければならなかったのと同じように、角田もレッドブル・レーシングに移籍しなければならなかったのだ」と同メディアはその理由を伝えた。

 紆余曲折あったが、凱旋となる日本グランプリ(GP=決勝4月6日)で昇格即快走なるか期待したいところだ。