F1レッドブルに緊急昇格した角田裕毅(24)について、成績にかかわらず今季最後までその座を〝保証〟すると首脳陣が明言した。

 角田は今季から昇格したリアム・ローソンが大不振のため、開幕から3戦目で異例の電撃移籍を果たした。ただ、今季のレッドブルのマシンは操作性が非常に困難とみられており、活躍ができるかは未知数。しかもレッドブルは今回のローソン降格や、昨年末に契約期間内のセルジオ・ペレスを更迭するなど、近年〝クビ切り〟を繰り返しているため、角田も不振が続いた場合は早期の更迭が不安視されている。

 しかし、レッドブルはさらなる混乱を避けるため、角田を今季最後まで起用し続ける決断をしたようだ。

 オーストラリア大手モータースポーツ専門誌「オートアクション」は「角田は2025年の残り期間も担当」と報道。「角田はレッドブルデビューを果たすだけでなく、2025年の残りの期間もシートを維持する運命にある」と強調した。

 レッドブルで影響力を持つ重鎮ヘルムート・マルコ博士は、英放送局「BBC5Live」で残り22戦に角田が出場するか問われると「イエスだ。彼ならその仕事を実行できると信じているからだ」と明言した。

 その理由について「(F1で)4年たって5年目を迎えた今、彼は以前よりずっと強い性格になり、自信も増し(今季)2つのレースでとても良い成績を残した。レーシングブルズでは彼に関する戦略がうまくいかなかったが。非常に難しいマシン経験が役に立つだろう。それが私たちの考えだ」と説明した。

 米スポーツ専門放送局「ESPN」も「レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、リアム・ローソンに代わって角田裕毅が電撃昇格した後、角田裕毅がシーズンを全うすると主張した。マルコは角田も苦戦した場合でも、25年にチームが再度変更を加える可能性を否定した」と報道。たとえ低迷しても角田のシートは〝保証〟されることを強調した。マルコ博士はドイツのモータースポーツ専門メディア「フォーメル1」に対しても「角田裕毅は(レッドブルで)シーズンを終えるだろう」と語っている。

 首脳陣から異例のお墨付きを得たことで、角田は今季レッドブルでのレースに集中できそうだ。