MLBのレジェンドのデレク・ジーター氏(50)が放送局間の確執の〝犠牲〟になってしまった。ジーター氏はMLB開幕戦を中継する米メディア「ESPN」の番組「パット・マカフィー・ショー」にゲスト出演する予定だった。しかし、28日の番組内でマカフィー氏が「悪い知らせがあります。ジーターが出演する予定でしたが、出ないことになりました。彼のせいではありません。今朝、彼から直接電話があって『キャンセルは私の決断ではない』と話し、不満そうだった」と説明している。

 前代未聞のスターの〝ドタキャン騒動〟に米メディアではさまざまな憶測が飛び交っているが、「エッセンシャリースポーツ」は「どうやらジーターが主任アナリストを務めるFOXスポーツがMLBの試合を放送しない日に、自社アナリストがESPNの放送を後押しすることを快く思っていなかったようだ。一方のESPNはヤンキース対ブルワーズなど2試合を放送していた。ジーターがライバル局の宣伝をすることを恐れていたのか」とFOXが「待った」をかけたと伝えている。

 ジーター氏は2023年からFOXスポーツのアナリストとして中継番組に出演している。FOXが他社への出演にナーバスになるのも仕方ないが、ファンからすれば晴れの開幕日に政治的な理由でスターがドタキャンするのは寂しい限り。マカフィー氏も「ネットワーク間には長い歴史がある。それは理解しています。それでも…がっかりしました」と失望感を露わにした。