石破茂首相が21日に開かれた参院予算委員会に出席。自身が自民党若手議員に配布した商品券10万円問題をめぐり、政治倫理審査会への出席に含みを持たせた。

 立憲民主党の野田佳彦代表や国民民主党の玉木雄一郎代表は、参議院で2025年度予算案が成立したあと、石破首相に政倫審での弁明に応じるよう求めている。

 政倫審は政治家が自らの問題を弁明する場。しかし、出席するか否かは本人の判断だ。

 同委員会で立った日本維新の会・柴田巧参院議員は「国民への説明責任を果たす意味でも衆議院の政倫審、議決があったら出るのではなくて自ら弁明されるべきではないか」と質問した。

 これに石破首相は「予算委員会で誠心誠意、真摯に説明しているが『ここがおかしい』などど、納得してもらえないとするならば、ほかの場所(政倫審)ということも機会が与えられれば、説明するということでございます」と政倫審の出席に含みを残した。

 石破首相の商品券配布問題は、党内で波紋が広がっている。岸田文雄前首相は在任中、政務官との懇談会で10万円の商品券を配った疑いが持たれている。

 この日は同党の大岡敏孝衆院議員(比例代表近畿ブロック)が、報道陣の取材に対し、安倍晋三元首相と公邸で会食(2012年12月)した後に「商品券的なもの」を受け取っていたことを明かした。

 政務3役経験者の同党議員は「総理との会食はあったと思う。しかし商品券をいただいた記憶はない。石破首相が10万円商品券を新人議員が配布した問題は『誰がマスコミにリークしたか?』と犯人探しが行われいる。『同僚議員が秘書を通じて大手新聞社に流したんじゃないか』などとも聞く。党内は疑心暗鬼になっています」と語った。