ドジャースの大谷翔平投手(30)と他の強打者の違いは何か。

 MLB公式サイトは17日(日本時間18日)に「これが大谷のオールフィールド(全方位)パワーの秘密か?」と題して特集した。

「大谷と他のスタースラッガーとの違いはそれは単にホームランの数や爆発力だけではない。それはホームランの打ち方だ」とし、大谷が最もボールを引き付けて打っていることをスタットキャストのデータをもとに紹介した。

「メジャーの打者が平均してホームプレート(ホームベース)のフロントエッジ(前端)の2・4インチ(約6・1センチ)前でボールにコンタクトするのに対して、大谷は前端から3・7インチ(約9・4センチ)後方でボールを捉える。平均より6インチ(約15・2センチ)以上深く、昨季平均スイング速度が75マイル(約120・7キロ)以上の打者25人の中でも群を抜いて最も深かった」

 後方で捉えているのは大谷を含めて5人で、2番目に深いのがジャイアンツのチャプマンで1・9インチ(約4・8センチ)、ヤンキースのジャッジでさえ0・2インチ(0・5センチ)だ。速球に負けないようにベースの前で捉えるのだろう。

「大谷の速いバットスピードと深いコンタクトの組み合わせはとんでもないホームランを生み出す」とし、昨年6月5日にパイレーツのスキーンズの100・1マイル(約161キロ)の速球を振り切り、中越えに運んだ15号を紹介した。プレートの前端から約3インチ(7・6センチ)後ろで、コンタクト。スイングスピードは80マイル(約128・7キロ)に達し、打球速度105・6マイル(約170キロ)で飛距離415フィート(約126・5メートル)の特大弾となった。

 また、同5月5日にブレーブスの左腕ミンターから中堅左へ放った10号は打球速度110・6マイル(約178キロ)、飛距離464フィート(約141・4メートル)の超特大だったが、これも常識を超えた一発だ。

「インサイドアウトのスイングで、大谷のバットがボールに当たった時、本塁(前端)を7インチ(約17・8センチ)近く過ぎていた。バットスピード76・9マイル(約123・8キロ)のおかげで逆方向の今季最長のホームランを打つことができた」

 ミンターも見送ったと思っただろう。

 大谷はレギュラーシーズンとポストシーズンを合わせて57本塁打、103長打を記録したが、打席または打席後方で捉えた本塁打24はトップ。(ホーム)プレート上、またはプレート後方で捉えた長打53本も1位だ。「予想通り、そのほとんどは中堅または逆方向に打った。多くの場合、大谷は投球を見て待ち、高速スイングを繰り出し、ロケットを打ち上げる」と解説した。

 最後に「大谷がホームベースの深い位置でコンタクトするのは、打席での彼のMVPアプローチの特徴なのだ」とまとめた。引き付けて逆方向へ超特大弾…。背番号17が異次元の存在であることの証明だ。