開幕投手を務めるソフトバンク・有原航平投手(32)が14日の日本ハムとのオープン戦(みずほペイペイ)に先発し、6回途中1失点の好投を披露した。

 28日へ向けて視界は良好だ。有原は初回からストライク先行の投球。多彩な球種で球を動かしながら、立ち上がりを三者凡退に抑えた。2回には甘く入った変化球を万波に捉えられソロ本塁打を許したが、後続を危なげなく打ち取った。

 4回、連打で一死一、二塁のピンチを背負い打席には本塁打を打たれている万波。右腕は初球に内角の厳しい速球でストライクを取ると、変化球を外角に集め追い込み、最後は再び内角の速い球で詰まらせ、併殺打に打ち取った。

 有原は5回と1/3を投げ5安打1失点。球数はわずか63球と、持ち味のテンポよい投球を披露した。降板後は「全体的に納得のいく球が多く、良い投球ができた」と語り、小久保監督は「真っすぐの強さが去年の今頃と比べて全然良い。任せています」と改めて信頼を置いた。

 対戦相手の日本ハムに対して、昨季は5試合の登板で勝ち星はなく防御率は4・11。パ・リーグの中では最も相性の悪い相手だった。オープン戦とはいえ、昨季2位のいわば〝ライバル〟相手への好投は、長いシーズンに向けても意味ある投球だった。

 指揮官から開幕投手に任命されたのは昨年11月。「有原しかいないでしょう」と絶大な信頼を寄せられたエースは、28日の開幕戦(ロッテ、みずほペイペイ)を逆算してきた。2年連続4度目となる大役へ向けて、調整は順調だ。